ショックだった息子からの黒いブラウスのプレゼント
母の日に菊の花をプレゼントした息子さんの話を聞いて大笑いをしたことがありますが、私の息子は初任給で黒のブラウスをプレゼントしてくれました。
「なにこれ?喪服じゃん」と思わず言ってしまいそうになりましたが、満面の作り笑顔で「ありがとう」といいました。
黒を着続けていた私
私にとって黒はおしやれな色と言ったイメージがあり、若いときからモノトーンのコーデが主流でした。
参観日も学校行事もすべて黒かグレーで、華やかさを出したい時には白を着ていました。
息子にとってお母さんのイメージは黒の塊だったようです。
今思えば、幼稚園の時の母の日のプレゼントのお母さんの絵も、黒のクレヨンでグチャグチャと体が塗りつぶしてあり、髪の毛も目も鼻も口も黒一色でした。
この時も黒のブラウスをプレゼントされたときのように「ママはカラスか」とツッコミを入れそうになっていたことを思い出しました。
決して陰気なお母さんだったわけではありませんでしたが、「三つ子の魂百まで」といいますが、それは本当のようですね。
彼にとってお母さんのイメージは、幼い頃から「ブラックマザー」だったのです。
威圧感を与えていたのかな?
息子からプレゼントされた黒のブラウスがとてもおしやれなものだったのに一瞬「ギョッ」としたのは、黒=悪者といった図式が頭の中でよぎったからです。
私はかなり厳しいお母さんでした。
魔女やドラキュラは黒のマントを着ています。
マントこそ着ていませんでしたが、黒子としてピタッと彼に寄り添ってお稽古事、塾選び、お受験と進めてきました。
彼にとって、私は悪者キャラだったのかも知れません。
黒のブラウスを手にして私は思いました。
このブラウスは彼からのメッセージではないかと。
「お母さんの期待にそえるように必死で勉強して、難関大学を卒業して就職できたんだからもういいだろ」
その後、私は彼への干渉をやめました。
若いママへのメッセージ
子育て中のお母さんの中にも、私のように黒が好きな方も多いと思います。
私がカラーセラピーの勉強をはじめて、黒の持つマイナスの意味があまりに衝撃的だったことに驚いてしまいました。
恐怖、闇、抑圧、威圧などで、唯一神秘といった言葉が誉め言葉でした。
子育て中の若いお母さんへ
子育て中は、なるべくキレイな色の洋服を着てあげてください。
いつも身に着ける洋服の色は、母子の関係にも影響します。
子どもはみんな神秘的なママよりフンワリと優しいママが大好きなのです。